端午の節句 兜
2階へ上がる階段の手前で、
季節の花やオブジェが目に入る。
来たときはつぼみでも、
帰るときには花が咲いていたり…
ときにはオブジェが動いていたり…。
わたしの好きな場所です。

一人ひとりが安心できる空間づくりを目指す

本園は学齢による縦割りのホーム構成です。2階建ての建物には、キッズホーム(幼児)、ボーイズホーム(小学生以上の男児)、ガールズホーム(小学生以上の女児)があります。それぞれが一軒のお家と同じ設備を備え、ホームごとの暮らしのスタイルがあります。子どもたちとスタッフで、日常の過ごし方を相談ながらスケジュールを立てます。

グループホームは男女別の6人構成で暮らしています。リフォーム時と新築時にそれぞれの家主さんと相談して、子どもの居室は全て個室です。集団生活が基本となる施設生活で、自分が安心して過ごせる場(他者からの刺激から守られる空間)を確保する意図をもってそのような建物構造にしました。周囲の人の気配を感じることで得られる安心感、一人で過ごすことで得られる安心感、機恵子寮では子どもたちが「安心感」をもつことのできる暮らしづくりを重視しています。


健やかな暮らしは「食事」から

機恵子寮の食事は栄養士による管理のもとで提供しています。本園には厨房があり、専門の調理員が献立に沿って食事を作ります。グループホームは、子どもたちとスタッフが相談して食事の内容を決め、スタッフが調理します。その内容は栄養士が食事記録を通して把握し、必要なアドバイスを提供しています。

子どもたちの意見を聞くために、日頃のスタッフのやりとりのほかにも、栄養士による嗜好調査を実施し、その結果を献立づくりに反映させています。子どもたちの嗜好には偏りがあったり、好き嫌いがあったりします。その点も考慮して、子どもたちがいろいろな食材に触れ、手作りの料理のおいしさを知ること・感じることを大切しています。これが、子どもたち自身の健康維持と、将来の豊かな食生活につながると信じています。

クリスマスの食事の一例
クリスマスの食事の一例

ある誕生日のリクエストメニュー
ある誕生日のリクエストメニュー


日々の“あたりまえ”を大切にする

施設生活での経験することは、子どもたちがその先の生活設計や生き方を考える際の文字通り「経験則」になると捉えています。ですから、過度に贅沢をしたり、日課に追われるような生活は想定しません。例えば、朝には窓から差し込む陽の光を感じたり、食事を感謝していただいたり、学校に通ったり、友達と遊んだり、温かいお風呂に入ったり、きれいな布団で眠ったり・・・挙げればきりがありませんが、こうした日常生活における“あたりまえ”の環境を、スタッフが配慮して整えることを大切にしています。

画像の説明

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子どもの作品


人々とのつながりを感じながら暮らす

機恵子寮では、ボランティアの方々をはじめ、機恵子寮を支援下さる方々とのつながりを大切に考えています。なかには、10年以上のかかわりを継続下さっている個人の方や団体の方々もおられます。入所中はもとより、施設を退所してからも活動に参加する子どももおり、世代を超えたつながりとなっています。施設生活の外にも目を向け、子どもたちやスタッフが、これまでの人生経験で感じたことのない「感性」を揺さぶられる人との出会い、風景との出会い、経験の機会を創造することを重視しています。

子どもだけでなく、大人も勉強します
子どもだけでなく、大人も勉強します

コロナ禍にもまけず、夏祭り開催
コロナ禍にもまけず、夏祭り開催


写真集

流しそうめんの竹
流しそうめんをして暑中も楽しんでいます(^^)

新人職員研修会
今年も新しい職員が入職しました
新任職員入職式の後みんなでお弁当をいただきました。

イースターのお祝い
このイースターエッグ
紙粘土製ってわかります?

1年生が育てた朝顔
1年生が育てた朝顔

ボランティアの方と里山開拓中!
里山を保全する活動に参加しています!

子どもたちが里山で製作中のツリーハウス
子どもたちの秘密基地づくり