児童養護施設とは

児童養護施設は児童福祉法第41条に定められた児童福祉施設の一つです。
児童養護施設には様々な事情により、家庭による養育が困難な子どもたちが生活しています。(全国児童養護施設協議会HP


機恵子寮の紹介

機恵子寮は、東京都大田区の閑静な住宅街の一角にあります。本園舎は2013年11月に竣工しました。日本人初の救世軍士官(のちに司令官となる)山室軍平の妻、山室機恵子の名を今につなぐ施設名となっています。本園舎内は3つのホームに分かれ、近隣地域には2軒のグループホームがあります。長くこの地で暮らしている機恵子寮は、地域の方々とのつながりのなかで今日も時を刻んでいます。


豊かな人間性を育むための実践指針

『一人ひとりを大切に 一つひとつを丁寧に』

  1. 共感性:子ども一人ひとりのケースを正しく理解し、子どもの思いや家族の気持ちを大切にする。
  2. 個別性:それぞれの子どもたちの個性を尊重し、個別的な支援を保障するようにする。
  3. 専門性:関係機関と連携を図り、ソーシャルワークの視点をもって専門的なケアをする。
  4. 創造性:子どもたちとスタッフが工夫しながら、豊かな暮らしを作り上げていく。
  5. 社会性:地域社会の中での子どもたちの育ちを考え、社会的自立をめざす。

施設主催の権利擁護をテーマにした研修風景
施設主催の権利擁護をテーマにした研修風景


沿 革

大正11年(1922年)児童虐待防止事業開始
大正12年(1923年)関東大震災のため中断
昭和 2年(1927年)「光の家」設立 ※廃娼運動によって保護された女性たち
昭和 8年(1933年)「芥子種寮」設立(児童虐待防止法)
昭和 9年(1934年)「光の家」大田区池上町に新築「機恵子寮」に改称
昭和13年(1938年)「芥子種寮」が「東京婦人ホーム」に改称
「機恵子寮」の婦人たちが「東京婦人ホーム」に移る
「芥子種寮」の子どもたちが「機恵子寮」に移る
昭和23年(1948年)児童福祉法の施行にともない児童福祉施設として認可される
昭和45年(1970年)老朽化のため新築
昭和47年(1972年)「社会福祉法人救世軍社会事業団」が設立される
平成15年(2003年)創立70周年
平成17年(2005年)グループホームベテル設立
平成18年(2006年)グループホームエリヤ設立
平成25年(2013年)新園舎落成